建築の基礎知識
設備知識
建築の基礎知識 > 設備知識 > 昇降機設備

昇降機設備

ここでは昇降機(エレベーター)の種類と仕組みについて解説します。

目次

昇降機の種類

エレベーターは、ロープ式と油圧式があります。

ロープ式エレベーター

ロープ式は、モーターでロープを巻き上げ機を駆動し、かごを昇降させる仕組みです。
昇降路頂部に、エレベーター機械室を設けて、巻き上げ機を設置していました。
しかし、技術の進歩により、近年は、巻き上げ駆動装置をエレベーター昇降路内に、収納させ、エレベーター機械室が不要となりました。

油圧式エレベーター

油圧式は、油圧ポンプを駆動して、油圧によって、かごを昇降させる仕組みです。
ロープ式のエレベーター機械室不要タイプが主流となり、設置件数が減っています。
また、高層建築物に使用するには、油圧能力による限界があり、低層建築物に使用されています。
油圧式には、油圧ポンプを納める機械室が必要であり、昇降路の最下階、近辺の位置に設置することが望まれます。

 

ホームエレベーター

階段昇降が困難な身体障害者や高齢者の移動を助ける手段と目的のため、個人住宅用エレベーターの基準が設けられました。
昭和62年にホームエレベーター(個人住宅用エレベーター)の設計・構造に関する指針が公表されました。
ホームエレベーターは個人住宅を対象とし、エレベーターの利用者は同一家屋内に同居する家族に限られるため、店舗併用住宅等で店舗部と共用は出来ません。

 

階段室形エレベーター

昭和30〜40年代に建設された、エレベーターの設置されていない5階建以下の階段室型共同住宅(既存共同住宅)の階段室に沿ってエレベーターを設ける、「階段室型共同住宅用エレベーター」認定基準が制定されています。

 

昇降機の分類

エレベーターは速度により分類することが出来ます。
低速、中速、高速、に分類されます。
近年、超高層建築物が多数建築されるようになり、エレベーター速度の検討が、エレベーター決定の必要要因となってきました。

 

昇降機の台数計画

集合住宅
住戸数、住戸タイプ、規模、等により決定します。
事務所
利用者が集中するような、朝の出勤時のピークを基準に、定員、速度、停止階等を決定します。

 

非常用の昇降機

建築基準法上、昇降機の設置が義務付けされているのは、超高層建築物等の火災時における、救助と消火活動のためです。

建築基準法34条
高さ31mを超える建築物には、非常用の昇降機を設置する必要があります。
設置及び構造に関する規定は、建築基準法施行令129条の13の3に細かく規定されています。

 
広告