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電気知識

電気設備工事とは、建物内や敷地内で電気をために行う配線工事や接地工事のことです。

目次

共通事項

工事は、関係官公庁や電力会社の検査や試験、調査を受け、合格しなければなりません。

保安装置の設置

機械器具および最小電線を保護するために、必要な箇所に過電流遮断器を設けます。
電路に地気を生じたときに自動的に電路を遮断するため、漏電遮断器等を設けます。

電線の絶縁

電線がスイッチ、コンセントおよびローゼットなどの絶縁体を貫通する場合は、被覆の全部またはゴムの部分を残して貫通します。
600Vゴム絶縁電線の先端は、段むきとします。
ビニル絶縁電線を使用し色別する場合は、JASS規定によります。

 

配線工事

配線材料

配線材料はJIS規格適合とします。
電気用品取締法のあるものは、型式認可済みとします。
経済産業省告示のものはこれによります。
材料の選定は係員の承認を受けます。
現場搬入のたびに係員の検査を受け合格したものを使用します。

工事用電盤

工事用電盤には、鉄板外箱分電盤、木製外箱形分電盤、木板分電盤があります。
・鉄板外箱分電盤について
外箱は厚さ1.6mm以上の鋼板製でさび止め処理します。
扉は2.3mm以上とします。
箱の見えがかり部分はメラミン焼付塗装とします。
盤は図示により大理石、合成樹脂板、石綿板または鉄板等とします。
これに母線欄間器、ヒューズまたは配線用しゃ断器等を取付けます。
ヒューズ容量を表示します。
・木製外箱形分電盤について
外箱は厚さ15mm以上の堅木製とします。
内面を鉄板などの不燃性物質で張ります。
箱内にヒューズ付き開放ナイフスイッチ、カットアウトスイッチまたはカバー付きナイフスイッチ等を取付けます。
・木板分電盤について
木板は厚さ15mm以上の堅木製とします。
これに所要のカットアウトスイッチ、カバー付きナイフスイッチを取付けます。

配線工事

・屋内配線工事の電線は、堅固な造営材の下面または側面に布設します。
・電線相互の間隔、電線と造営材との離隔距離、電線支持点間の距離はJASS規定によります。
・屋内引込み口、その他雨のかかる場所または湿気の多い場所は、つば付き引込みがい管などを使用します。
水、湿気の多い側を下向きとし、傾斜させて水滴の浸入を防ぎます。
・電線が造営材を貫通する場合は、各電線ごとにがい管等を使い、その両端は外径の2倍以上の長さを造営材より突出させます。
150V以下で乾燥した場所では絶縁テープ巻きでよいです。
・防火壁を電線が貫通する場合は金属管に収め、壁面より突出させ、管口には、耐火性物質を十分につめます。
金属管と防火壁の隙間はモルタルを充填します。
・メタルラスもワイヤラスまたは金属板張りの造営材を電線が貫通する場合は各電線ごとに合成樹脂管または厚い丈夫ながい管に収めます。

引き込み工事

・架空線工事における電柱の位置および方法は、係員の指示によります。
電柱の根入れは、その全長の1/6以上とし、根入れ部は防腐剤 を塗ります。
根かせ1本を使用し、その埋設深さ300mm以上とします。
根かせは、本柱と同質のものを使用します。
・腕木は原則として乾燥した「ケヤキ」または「ナラ」材を使用します。
腕金は亜鉛めっきしたみぞ形鋼または山形鋼を使用します。
ラックは鋼製で亜鉛めっきしたものを使用します。
・引込み口配線は、取付け、点検、修理が容易に行なえ、外傷を受ける恐れがない場所を選定します。
電線路、樹木などから十分離隔するように場所を選定します。
電線は径2mm以上のものとし、原則としてビニル外装ケーブル、ゴム絶縁電線またはビニル絶縁電線を使用します。
・引込み口装置としての引込み開閉器は、水気のある場所、じんあい、湿気の多い所、押入れ、戸だなの中などに設置してはいけません。
引込み口装置の取付け高さは、工事上やむを得ない場合を除き、床上1.8m以上2.2m以下の高さに垂直に取付けます。

 

接地工事

・接地極は、鋼板では厚さ0.7mm、縦横寸法300mmとします。
銅棒は、銅溶覆銅棒または銅覆銅棒とし、径8mm、長さ0.9mのものとします。
鉄管は、亜鉛めっきガス鉄管または厚鋼電線管、外径25mm、長さ0.9mのものとします。
鉄棒は、亜鉛めっき鉄棒、外径12mm、長さ0.9mのものとします。
水道管の利用は、管理者の承認と係員の指示が必要です。
・接地極の埋設は、湿気のある所で、かつ、ガス、酸などで腐食の恐れのない場所とします。第1〜2種と特別第3種接地工事では地下750mm以上埋設します。
第3種は600mm以上埋設します。
・接地極に直接接続する接地線は、緑色のビニル絶縁電線を使用します。
接地線太さは、第1種接地工事で、2.6mm以上とします。
高圧避雷器の接地線では、14mm2以上の接地線を使用します。

動力設備工事

暖房、換気排煙、電動ポンプ、電動シャッター、エレベータなどの設備に必要な動力配線工事。

電熱その他設備工事

暖房用電熱器、扇風器、電気冷房機など機器の施設とその配線工事および医療用電源の配線工事。

特殊場所工事

粉じん危険場所、自動車車庫、ガソリン給油所などに施工する低圧電気工事。

変電設備工事

高圧電気の受電、変圧、配電および非常用の予備電源設備などの工事。

 
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