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計画各論

目次
計画
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ディーセンター

計画

計画設計に最低必要な知識

1)建築関連法規
2)計画建築物に関連する法知識
3)材料の性質と特徴
4)構造躯体の特徴と構造的基本知識
5)附帯諸設備の法的規制と建築物に与える影響
6)諸設備の消費エネルギー量と対策知識
7)建築物の維持管理に対する処置
8)標準的建築単位当たりの建築費の概要


上記に記したことを、基本として、社会状況や各種調査、建築に係るあらゆる情報を踏まえて、吟味し、建築主の経済的、造形的要求に対して、設計者としての能力を発揮して、建築物完成・完成後の維持管理にいたるまでのプロセスを踏まえて設計する。


 

各種調査と計画

法務局調査

敷地の確定・境界の確定・近隣所有者の確定・近隣建築物の構造及び建築年月日
土壌汚染の有無の推測

敷地調査

敷地の形状・方位・道路・実測寸法・実測面積、ライフラインの位置及び容量
周辺の建築物
地盤調査・地耐力の決定・地下水位

行政調査

法・条例・手続きの掌握
ライフラインの情報収集と規制手続きの掌握


上記のような調査により、計画建築物の計画・設計の基礎情報を得る。
これらを、分析・吟味し、設計に反映さす。

 

各設計への反映のさせ方

意匠設計

法規制及び条例、関係法のチェック
日影・隣棟間隔・採光・換気・排煙・庇・軒の出・屋根形状
配置計画

構造設計

敷地の安全性と地耐力
近隣建物への影響
構造計画

設備設計

気候・温度・湿度・日照・通風・降雨量・積雪量・騒音・振動
給排水設備
上下水道の位置と径・マンホール・側溝・汚水枡・雨水枡・敷地内側溝
電柱・ガス管位置
消費エネルギー量、CO2の排出量
設備計画

 

各計画の決定

構造種別及び構造形式の決定

木造   軸組・壁式等
RC造  ラーメン構造・壁式構造等
鋼構造  ラーメン構造・ピン節構造等

各種設備の決定

空調方式・建築設備・消防設備・設備機器類の決定


上記の決定により、基本設計・ゾーニングに取り掛かることが出来る。

 

各計画のスタート

方位・道路の位置・周辺環境により、区画と区分及び諸室の使用目的等により、機能とデザイン・設備が決定される。

構造計画

基礎の種類と工法の決定・構造部材の仮定断面の決定
柱・梁・床・基礎・屋根等の仮定断面・断面決定

設備計画

機械室・設備コアの位置・ダクト・パイプの位置と大きさ・設備配管スペース
室内環境・衛生設備・安全設備・消防設備及び省エネ対策・エネルギー有効利用

防災・避難計画

災害時の避難経路の明確化と安全確保
火災時の消火・避難・救出設備


上記の内容を踏まえて、基本設計・実施設計に取り掛かる。
基本設計完了時点において、依頼者に、検討・確認・了承を受けること。

 

基本設計

動線計画

動線計画の基本は、単純・明快・最短・交差が無い、ということです。
動線には、外部動線と内部動線があります。

外部動線

人と車の分離
・駐車スペースの確保と位置
・計画建物への車の進入の有無及び位置、台数を配慮する。
・サービス車及び従の出入口・サービス管理用出入口の位置を決定する。
・人の流れや交通量により、玄関位置を決定する。
・交通機関からの人の流れを配慮する。
・近隣建物の状況を配慮する。
・アプローチ・玄関入口の位置を決定する。

内部動線

人と人の分離
・来館者と管理・運営者との行動の分離、流れが交差しない計画とする。
・来館者の目的と利用関係施設・室との距離を短くする。
・来館者の利用方向を明確単純にする。
・来館者の利用頻度が多い諸室は、アプローチ・入口の近くに設ける。
・避難と避難距離の確認を行う。
・階段の位置と避難口の位置の確認を行う。
・管理部門と来館者利用部分の明確化
・主玄関と従玄関を設ける。

配置計画

法的な制約

壁面後退線・日影規制・道路隣地斜線・北側斜線等の法的規制を遵守する。

空間の有効利用と建築主の要望

法的な制約を掌握し、建築主の要望等を取り入れ、建築計画を自由に行える敷地部分及び空間を確認し、建築可能な敷地及び空間を決定する。
この空間に、平面計画を行う。
この時、建蔽率及び容積率と階数の関係を確認して置くと同時に建築物の形体を掌握しておくこと。
この形体が異形で不都合が多いと考えられる場合は、基本的計画の見直しをすると供に、建築主の要望通りの計画であれば、どれだけの敷地が必要か確かめておく事の必要である。

基本要点

法的な制約をチェックし、敷地内における建築不可能部分を確認すること。

方位の重要性

敷地の方位により、諸室の平面計画の基本が決定されます。
しかし、これは、あくまで基本です。周辺の環境により、大きく変化します。
商業施設であれば、方位よりも、人の流れや、道路の大きさ、周辺建築物の出入口の位置等により、必然的に決定されます。
住宅の場合であれば、基本的には、南、東、西、北の順に空地を多く採って行きます。
その他の場合は、空地の位置の必要性は非常に少ない。

平面計画

基本的要素

1)各室の有効的な繋がり、関係、関連する室を接して設ける。
2)室の性質・利用方法と外部環境の調和を配慮する。
例えば、便所、水周りの位置と外部の環境、機械室と道路の関係、EVと玄関等
3)各室の大きさと形状。基本的に、室の形体は、たて:よこ=1:2=1:2
4)出入口の位置と開口部及び備品の位置
5)階段位置と区画の割合と調和
耐力壁と区画面積、界壁、防火壁等の構造的バランス
6)空調計画と室の位置及び規模・階高・開口部の位置等の調整。

 
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